Hubble -プリンシプル銀河-

Hubble -プリンシプル銀河-

2026
ART SHODO

 

2026(和紙 / ボンド墨 / 木炭 / 660×509mm)

「理」を銀河の形で書いた。遠く銀河の果てに概念が物質化した銀河を人間が観測したのかもしれないし、遠く銀河の果てから彼方からの観測者達が我々の地球、人間を観測した時にこのように見えるかもしれない。

これは単なる物理的な銀河の描写ではなく、東洋的な知の根幹をなす「理」という概念を、生命を持つ最小構成要素として擬人化し、Ifの世界観で再構築したものです。この銀河に存在する一つ一つの「理」の文字は、ただの記号ではなく、宇宙の法則を内包する叡智の星々であり、観念の生命体です。

彼方からの観測者たちは、ハッブル望遠鏡のように遥かな時空を超え、地球という惑星、そしてそこに生きる人間の「理(ことわり)」を観測したのかもしれません。彼らの目には、この「理」の一文字が宇宙の最小構成要素、あるいは生命体の情報チップのように映ります。これらの無数の「理」が集積して作り出す光のパターンこそが、私たち人間の思考、哲学、そして法則が凝縮された知性の銀河の姿なのです。